お茶の知識

お茶ことば・ことわざ

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お茶ことば・ことわざ

昔から日本人が慣れ親しんでいるお茶。
人々はこの「お茶」という言葉を生活の中にも上手に取り入れてきました。
みなさんも聞き覚えのある言葉や自分でも使っている言葉があることでしょう。そんな「お茶ことば・ことわざ」をご紹介します。

日常茶飯事

「日常」はふだん、「茶飯事」はお茶を飲んだり、食事をしたりすること。
何の変哲もない変わらぬ日常のこと、ありふれたことという意味です。

余り茶に福あり

余り茶とは茶筒に残った茶葉のこと。余り物、人が残した物などを表します。
人が残した物には思わぬ幸福が隠れていることから、先を争って手を出すことはよくないという戒めの言葉。

お茶をにごす

適当なことを言って、その場をごまかしてつくろうこと。
茶道に詳しくない人がにごったお茶を淹れ抹茶に見せかけたことに由来し、
いい加減な言動を指すようになりました。

茶々をいれる

冗談や冷やかしで話をじゃまをする、さまたげること。

お茶の子さいさい

「お茶の子」とはお茶に添えて出す軽いお菓子類のこと。「さいさい」ははやし言葉です。
お茶の子はお腹にたまらないことから、簡単に片づけられる物事をいう。
余談ですが、2019年に放送された深田恭子さん主演のドラマ「ルパンの娘」で、
深田恭子さんのおばあちゃん役をされていた方が「お茶の子さいさいやわ~」というのが口癖でした。

朝飯前のお茶漬け

前夜から何も口にしていない朝食前の時間は、ひときわ空腹を感じています。
この時間にお茶漬けを食べるのは、いつも以上に簡単なことなので、簡単なことを強調して表現する際に使います。

お茶に酔ったふり

お酒を飲んでないのに酔ったふりをしてごまかすことの例えから、知ってて知らないふりをすること。
偉そうに分不相応な言動をすること。

猫も茶を飲む

お茶の味がわかるはずのない猫がお茶を飲んでひと休みすることを、身分不相応と皮肉った言葉。

茶柱が立つと縁起がよい

朝淹れたお茶に茶柱が立つと「今日は何かいいことがある」と縁起が良いとされました。またこれは、全国的な吉凶習慣として伝えられており、人に話さないでそっと懐にしまえば良いことがあるとされました。
茶柱は湯のみの中央に直立するのが最高です。
現代の急須は網目が細かく精工に作られているので、網目を通り抜けて茶柱が立つことはほぼありませんが、縁起ものの「現代版茶柱」として、「茶柱カプセル」を販売するお茶屋さんもあります。

お茶を挽く

抹茶を石臼で挽くのは時間がある人の仕事なので、暇なことの例えをいいます。
特に、遊女に客がつかない状態をいいます。

鬼も十八番茶も出花

番茶は摘み残りの葉で製造したお茶で、出花とは湯注いで出したばかりの香りの良いお茶のこと。
品質の劣る番茶でも淹れたてはおいしいことを例えて、鬼も年ごろになれば美しく見える、顔立ちがよくない者も年頃になればそれ相応に美しく見える、ということ。

茶断ち

お茶を飲まないこと。
願い事の成就を祈るのに、人によって茶断ち、酒断ちなど自分の一番好きなものを我慢すること。

お茶と情は濃いごいと

薄いお茶をお客さまに出す事は失礼になるというならわしから、
お茶も人情をわきまえる心も共に濃いほうが良いということ。

茶腹も一時

お茶を飲んだだけでも、しばらくの間は空腹をしのぐことができることから、
わずかなものでも一時しのぎにはなるというたとえ。

へそが茶を沸かす

笑わずにいられないほどおかしいこと。ばかばかしいこと。

茶禅一味

茶道の心と禅の極意とは一つであるという意味合いの言葉です。
一期一会、和敬清寂と同じく、茶の湯の精神を表す言葉として知られています。

朝茶は福が増す

朝にお茶を飲めば、その日1日はさまざまな災難から逃れることができ、
幸福が増えるという意味です。

宵越しの茶は飲むな

宵越しとは一晩経つことです。茶殻は腐敗しやすく、お茶を一晩置いておくと腐敗の原因になってしまうので、
一 晩たったものは淹れてはいけない、淹れたての茶を飲めという意味です。
もし夜一煎目を淹れ、翌朝二煎目を飲みたい時などは、ラップをして冷蔵庫で保管しておきましょう。

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