お茶の知識

春の新茶もいいけど、秋のお茶も魅力たっぷり!

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お茶と言えば春の風物詩ですね。
「夏も近づく八十八夜~♪」というように、立春から数えて八十八日の5月上旬ごろに茶摘みが盛んに行われています。
爽やかで青々とした新茶の美味しさを楽しむ方々も多いでしょう。
一方、今回ご紹介するのは世間的には知名度が低いものの、新茶に負けず劣らず魅力たっぷりの「秋のお茶」です。

秋のお茶には2通りのお茶がある

1つは、春に摘み採った新芽を冷凍庫や冷蔵庫で貯蔵し低温で熟成し、秋に取り出し火を入れて仕上げたもので「熟成茶」や「蔵出し茶」と呼ばれています。
この蔵出し茶の歴史は古く、江戸時代、徳川家康もこのお茶を好んだそうです。
昔は春に摘んだお茶を壺に入れて秋まで保存し熟成させていたそうです。
「お茶壺道中」も有名な話ですね。
お茶の特徴としては、お茶を熟成させることで、新茶特有だった青々とした爽やかな香りが甘い香りへと変化し、味もコクがありまろやかになります。
また仕上げる際に強めに火入れをすることで香ばしさも増し、香りが引き立った甘いお茶ができあがります。

もう1つは、春に似た気候の10月ごろに摘んだ”秋の新茶”です。
10月は1年の中で一番最後のお茶摘みシーズンになります。
1年の中で一番最初に摘んだ春のお茶が「一番茶」、その約50日後くらいに摘んだお茶が「二番茶」、夏のお茶が「三番茶」、そして10月に摘んだお茶を「四番茶」や「秋番茶」「秋冷茶」といいます。
お茶の特徴としては、夏の強い日差しをたくさん浴びて育ったのでカテキンとカフェインが多く含まれています。
味は渋味がありさっぱりしています。
熱湯で淹れるほどカテキンが抽出され体にもよいお茶になります。

秋の夜長

秋のお茶は希少価値が高い!

一般的にお茶は春の新茶が全体の大部分を占めています。
収穫されるのはたいてい二番茶まで、それ以降は番茶や
ペットボトル緑茶など加工用として摘み採られます。
そのため、「茶葉」としての流通は春のお茶に比べかなり少なくなっています。
お茶屋さんで見かけたらぜひ買ってみてはいかがでしょうか?
食欲の秋と一緒に秋のお茶を楽しみましょう♪
お月見団子のお供にもぴったりです。

月見団子
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