第74回全国茶品評会(2020年)出品茶を解説!どんな品種が栽培されている?
品評会に出品されているお茶って、どんな品種が栽培されているのでしょうか。
入札結果を振り返って、各部門ごとにどんな品種が栽培されているのか調べてみました。
普通煎茶10kg
なんと!栽培されている品種は全て「やぶきた」でした。
出品があった地域は、ほとんどが鹿児島県で、静岡県、福岡県、宮崎県、岡山県がありました。
普通煎茶4kg
普通煎茶10kgに引き続き、こちらも9割以上が「やぶきた」でした。
その他「さえみどり」「つゆひかり」「さきみどり」「おおいわせ」がありました。
出品があった地域は、鹿児島県、静岡県を中心に、全国各地からの出品がありました。
深蒸し煎茶
普通煎茶に引き続き、栽培されている品種は全て「やぶきた」でした。
出品があった地域は、静岡県が7割、鹿児島県が6割でした。
かぶせ茶
約77%が「やぶきた」、次いで約12%が「さえみどり」、その他「さやまかおり」「やまかい」「きらり」「おくみどり」「はるみどり」がありました。
出品があった地域は、京都府・三重県を中心に鹿児島県や奈良県・福岡県などでした。
玉露
約45%が「さえみどり」、次いで「ごこう」、その他「やまかい」「うじひかり」「やぶきた」「うじみどり」「おくみどり」などがありました。
「さえみどり」は福岡県で多く栽培され、「ごこう」は京都府で多く栽培されているようです。
出品があった地域は、福岡県と京都府を中心に鹿児島県や静岡県などでした。
てん茶
半数近くが「あさひ」、次いで「さえみどり」、その他「うじひかり」「なりの」「あさひ」「さみどり」「やぶきた」がありました。
出品があった地域は、約60%が京都府、約20%が愛知県、その他、奈良県や三重県・静岡県・鹿児島県・福岡県などでした。
蒸し製玉緑茶
栽培されている品種はほとんどが「やぶきた」、その他「さえみどり」がありました。
出品があった地域は、長崎県、佐賀県、宮崎県、熊本県、鹿児島県と九州地区の5県でした。
釜炒り茶
栽培されている品種はほとんどが「やぶきた」、その他「さえみどり」「みやまかおり」がありました。
出品があった地域は、佐賀県、宮崎県、熊本県、鹿児島県、静岡県でした。
データ引用・参考:鹿児島県HP
http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/2020cha.html
関連ページ:品評会・入札会の記録
2020年
【速報】第74回全国茶品評会 審査結果① (2020年)
【速報】第74回全国茶品評会 審査結果② (2020年)
【速報】第74回全国茶品評会 出品茶入札結果 (2020年)