最近、日本茶の新しい楽しみ方として、SNSやオシャレなレストラン、バー、カフェ、お茶屋さんなどで緑茶と炭酸水(ソーダ水)の組合せをちらほら目にします。
普段から炭酸水を飲みつけている方や、炭酸飲料が好きな方はきっと興味がわくことでしょう。
暑い日やのどが渇いたときには炭酸ののど越しがたまりませんね。(そう、冷たく冷えたビールのように。笑)
でも、緑茶に炭酸ってどんな味がするのでしょう?美味しいのでしょうか?
どうやって淹れると美味しいのでしょう、、、
と思われる方もいらっしゃるかと思います。という訳で、さっそく淹れ方の実験してみました。
一つは炭酸水に直接茶葉を入れて冷蔵庫で抽出する方法、もう一つは濃いめに淹れた緑茶を炭酸水で割る方法です。
気になる方はぜひ参考にしていただければと思います。
感想はあくまでも私個人の感想です。
その1:炭酸水のペットボトルに直接茶葉を入れ冷蔵庫で一晩抽出
用意するもの(500ccのペットボトル1本分)
- 500ccペットボトルの炭酸水
(今回は強炭酸のウィルキンソンを使いました) - 煎茶の茶葉 10g
作り方
- 500ccペットボトルの炭酸水に煎茶の茶葉を入れる。
- しっかりとふたをし、冷蔵庫で1晩おく。
- 飲む際は急須でこして飲みました。
その2:濃いめに淹れ冷やした煎茶を炭酸水で割る
用意するもの(約250~300cc分)
- 炭酸水 100cc程度
- 煎茶の茶葉 8g
※濃いめにしたかったので茶葉は少々多め - 熱湯 70~90cc程度
- ロック氷 大きめ1~2個
作り方
- 急須に煎茶の茶葉を入れる
- 茶葉に熱湯を注ぎ30~40秒浸出させる
- ロック氷を加えお茶を急冷する
- お茶が冷えたら炭酸水を加える
その3:味の比較
炭酸水に茶葉を入れ一晩冷蔵庫で抽出したもの
- 炭酸が強い。ペットボトルのふたを開けたとたんに中身が大放出しました。
開ける際はお気をつけください。 - 通常冷たい水に茶葉を入れると鮮やかな緑色をキープしていますが、
炭酸水に入れた茶葉は薄めの褐色色になっていました。
どうやら酸化が進んだようです。 - 上級煎茶の茶葉に含まれる甘み成分はどこへ行ったのやら。
甘味はなく、苦味・渋味がありました。 - 炭酸も強くしゅわっとした感じは爽快でした。
苦味が強かったので、茶葉をもっと少なめに入れて薄く作った方がよさそうです。
お茶を炭酸水で割ったもの
- 煎茶の液で薄まっているので炭酸水に直接茶葉を入れ抽出したものよりも炭酸は弱めです。
飲んだときのしゅわっと感も薄かったです。 - 水色は爽やかな緑色できれいでした。
- 濃いめに淹れたせいか苦味・渋味が強かったので、茶葉の量をもっと少なくした方がよいです。
《結果》
炭酸水に茶葉を入れ一晩冷蔵庫で抽出したものの方が炭酸が強くて口の中でのしゅわしゅわ感があり
飲みごたえがありました。
茶葉の量を増やし濃くすると、通常の冷茶の場合は苦味・渋味が抑えられ甘みが全面的に出ますが、
炭酸水の場合は酸化して苦味・渋味が全面的に出るので、個人的にはあまり美味しくなかったです。
しかし、茶葉の量を減らし全体的な味を薄くすれば、さっぱりした味で美味しくいただけるかと思います。
今回は初回でしたので、私の分量配分がいまいちでした。
次回作る場合は茶葉の量を変えてチャレンジしてみたいと思います。