新型コロナウイルスに対して、様々な情報が飛び交いすぎて、
何が正しくて何が間違っているのかよく分からなくなることはありませんか?
最近でも、あたかもうがい薬が新型コロナウイルスに効果があると
影響力のある方がメディアで発信するだけで、
ドラッグストアからはあっという間にうがい薬が消える。。。
少し前には、デマでお店からトイレットペーパーが一気になくなり、
本気で困ることもありました。。
情報にまんまとダマされてしまう自分も嫌になってしまいます。。。
今回ご紹介したいのは、新型コロナウイルスに対する緑茶の効果です。
NPO法人 日本茶インストラクター協会の会報「茶論 No.75」でも
特集されていました。
要約すると、、
新型コロナウイルスに関して様々な情報が飛び込んできて、
その中には、お茶の健康効果に期待するあまり、新型コロナウイルスに対する
論文の一部を引用し、あたかもお茶に効果があるかのような情報や
不確かな情報が拡散したりもしました。
インドの方の、エピガロカテキンガレートやテアフラビンについての
論文引用も目立ちましたが、
その効果はコンピュータで計算し効果を推定したもので、
実際には、細胞試験や動物・ヒトに対する評価は待ちの状態とのことでした。
新型コロナウイルスに緑茶が効果的であるという見解は、
緑茶に抗ウイルス作用や抗菌作用・免疫調節作用がある、
というところからきていることでしょう。
つまり、、、
×:新型コロナウイルスに緑茶どうぞ
〇:感染症予防に緑茶どうぞ
〇:免疫力工場に緑茶どうぞ
といったところでしょうか。。。
新型コロナウイルスに緑茶が効果がある!
ということが、科学的に証明されたら、
きっとスーパーのお茶コーナーから緑茶がなくなることでしょう。
情報が正しいかの見極めはとても難しい事ですが、
正しい情報をつかんで、上手に生活の中に取り入れていきたいところです。
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