お茶の知識

抗ウイルス作用を利用した「お茶うがい」

更新日:

おちゃうがい2

インフルエンザや風邪予防で実践したい身近なものに「うがいと手洗い」があります。
今回は、緑茶や紅茶などを使ってオススメする「お茶でうがい」についてご紹介します。

お茶は万病の薬に効く薬とされ、約1500年も前には様々な効能が認められてきました。
中でも、お茶に含まれるポリフェノールの仲間「カテキン」には、抗ウイルス作用、抗菌作用、殺菌作用、免疫UPなど嬉しい作用があります。

のどは、息をする過程で吸い込んだ細菌やウイルス、ほこりなどが付きやすい場所で、体内への侵入を防ぐためにも付着後はできるだけ早く洗い流す必要があります。
お茶でうがいをすることは、口やのどを殺菌し、細菌やウイルスの体内への侵入を防ぎ、感染予防を期待することができます。
また、感染後でも、のどの炎症を消毒する効果がある為、治りが早くなることが期待されます。

どんなお茶でうがいすると効果的?

玉露、抹茶、煎茶、番茶、ほうじ茶、釜炒り茶、玉緑茶など、お茶の種類はたくさんありますが、
さて、どんなお茶でうがいするとより効果的なのでしょうか。
上記であげたお茶はどのお茶も効果は期待できます。
また、紅茶、ウーロン茶でも、製造時、不発酵茶から発酵茶へと発酵する過程で生まれるテアフラビンという成分に抗ウイルス作用があります。

最近では、うがい用のお茶を販売するお茶屋さんや、茶どころでは、小学校でもお茶うがいを推奨する学校もあります。
インフルエンザなどのウイルス系の病気や風邪予防にぜひお茶うがいを活用してはいかがでしょうか。

ちなみに、淹れたお茶を長時間放置しておくと菌が繁殖したりと衛生的に悪いので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

Translate »

Copyright© 日本茶備忘録 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.