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さいのみどり
煎茶用品種。やや早生。
さえみどり
煎茶・釜炒り茶・玉露向け品種。優れた品質で面積拡大中の早生品種。
栽培面積が増えている評判の品種です。「やぶきた」より4日~1週間早く、走り新茶にふさわしい香りと味が人気を呼んでいます。
「やぶきた」と「あさつゆ」を交配して選抜されました。
品種の特性は、「さえみどり」の魅力は何といっても優れた品質にあります。
外観は、色沢が明るい冴えた鮮緑色です。香気は上品な芳香です。
滋味は、渋味が少なく、うま味があります。
早生品種の中では抜群で、両親の「やぶきた」「あさつゆ」と比べても、少しもひけをとりません。
耐寒性は強い方ですが、晩霜害を受けやすく、その後の回復もよくありません。
「さえみどり」は、色沢が鮮緑色で冴えがあり、新葉の鮮やかな緑とともに「さえみどり」という名前が付けられました。
さきみどり
煎茶用品種。やや早生でつくりやすい多収性品種。色沢が明るく鮮緑色で食品素材としての利用価値も高いです。
さつまべに
紅茶用品種。早生。
さみどり
碾茶・玉露・煎茶用品種。早生。
さやまかおり
耐寒性が強く、収量が多いやや早生品種で香気に特徴があります。
品質の特性は、色沢はやや黒みを帯びやすく、滋味は苦渋味が出やすいけれど、特徴的な強い香りを持っています。
「さやまかおり」は、埼玉県狭山市で育成され香りが強い品種であることから「さやまかおり」と命名されました。
さやまみどり
煎茶・釜炒り茶用品種。萎凋すると独特の香気があります。
耐寒性があり中生品種。
さわみずか
「さわみずか」は、「やぶきた」と「ふじみどり」の優れた特徴を取り入れた晩生品種で、樹勢が強く、高品質・多収性のため、共同工場生産者を中心に注目を浴びている品種のひとつです。
「やぶきた」と「ふじみどり」の交雑から選抜。
荒茶の形状は細く、色沢は濃緑で良好ですが、浅蒸しではやや赤みを帯び、強い渋味がでることがあります。
香気は「やぶきた」と異なり、清涼感のあるよい香りを持ち、水色も「やぶきた」と比べ遜色ないものです。滋味は、普通煎茶において、やや渋みが感じられ、さわやかさがあります。
「さわみずか」は、清らかな沢水の香りをイメージさせ、育成場所の地名である「沢水加(さばか)」も意識し、命名されました。
しゅんめい
煎茶用品種。緑色が濃く、形状、香味が優れています。
松寿(しょうじゅ)
煎茶用品種。
「大走り新茶」として毎年茶市場をにぎわせる種子島の極早生品種です。
するがわせ
煎茶用品種。早生。
そうふう
緑茶・半発酵茶用品種。
アントラニル酸メチルを含み、特有の花香を持っています。
参考資料
公益社団法人 静岡県茶業会議所HP
http://shizuoka-cha.com/