茶の品種について
茶の品種改良は、明治時代より本格的に始まりました。
現在では50種類以上が品種登録されています。
栽培する品種を選ぶ際は、作るお茶の品種の特性、気象条件、茶園の状況、また、煎茶用・玉露用・碾茶用・釜炒り茶用それぞれに適した品種を考慮し選ぶことが重要です。
温暖で霜が降りない地域では生育が早い早生品種、気温が低い中山間地域では寒さに強く、霜の被害に遭いにくい晩成品種が選ばれる傾向にあります。
どんな品種が栽培されている?
組合せの例として、山間部や寒冷地では中性品種にさやまかおり、やぶきた、晩生種としてかなやみどり、おくゆたか、中部及び北九州の平坦地では早生品種としてしゅんめい、さえみどり、中性種としてやぶきた、さやまかおり、晩生種としてかなやみどり、おくみどり、南九州や本州の暖地では早生品種としてさえみどり、あさつゆ、中性種としてやぶきた、みなみかおり、晩生種としておくゆたか、おくみどりなどがあります。
以上は一例ですが、各地域・生産農家ごとにさまざまな品種が栽培されています。