お茶の知識

手もみ茶って知ってる?

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手もみ茶って知ってる?
手もみ茶って知ってる?

手もみ茶って何?

簡単に言うと、機会を使わず、人の手で生葉を揉んで製造したお茶です。
現代は機械で製造するのが主流ですが、昔むかしは、人の手でお茶を揉んでいました。
今の製茶の機会は、手もみ技術を機械化したものになります。
今でも手もみ茶は残っていますが、製造される量はわずかで、とても希少価値が高い代物です。
また、超高級品なので価格も高価!1キロ10万円以上するものもあります。
手もみ茶文化の継承のために、各茶産地では手もみ茶の保存会を作り
伝統を継承したり、
若手茶農家・茶商が参加する手もみ茶の大会が開催されたりしています。
その他、消費者向けに体験イベントも催されています。

手もみ茶って美味しいの?

手もみ茶にも生葉の品質が大きく影響しますので、下級の茶葉よりも上級の
茶葉(上級煎茶や玉露など)を使った方がもちろん美味しいです。
それから、さらに重要なのは、手もみの技術です。
上手な方ほど仕上がり具合も芸術品です。
品質の良い手もみ茶は、茶の葉が針のようにとがっていて、お湯をかけた時に
葉っぱが元の形に蘇ります。まさに感動を生むお茶です。
人それぞれの好みにもよるかと思いますが、私は美味しいものだと思って
います。
ちなみに、かつて素人の私が手もみ茶にチャレンジした時は、青臭くて癖があり、あんまり美味しくなかったです( ;∀;)

手もみ茶づくりは大変!

つまり、葉っぱを手でもめばいいんでしょ!?ってことなのですが、
実は、手もみ茶づくりはかなり大変です。。。
手もみ茶づくりはまず、焙炉(ほいろ)と呼ばれる台の上に蒸した生葉をのせ、手でもみながら乾燥していきます。
焙炉は内部からガス火や(昔は)炭で加熱するので、表面は40℃~60℃くらいに保たれています。
そのため、熱気が伝わり徐々にもみ手の体も熱くなってきます。
工程としては、葉ぶるい、軽回転もみ、重回転もみ、玉解き、もみ切り、でんぐりもみ、こくりもみ、乾燥・・・
といった感じです。
もむ工程が一番大変で、中腰になってお茶をもむ時間が長いので、慣れないと腰が悲鳴を上げます。
また、焙炉が熱いので長時間触って手がやけどしたりすることもあるかもしれません( ;∀;)
所要時間約4~6時間、乾燥まで入れるとそれ以上の時間がかります。
本当に手間ひまかかるお茶です。昔の人はホントにすごいですね。
本気でやると大変ですが、体験イベントはみんなでワイワイできるので楽しいと思います。

手もみ茶をいただく!

手もみ茶をいただく!
今年は新型コロナの影響でありませんでしたが、昨年の新茶シーズンにとあるお茶屋さんのイベントで
手もみ茶をいただいたので飲んでみました。
もみ手数人、しかも手もみ技術の大会で入賞した経験もある、かなり上手な方々ということでした。
しかも、玉露!品種はさえみどりです!聞いただけで美味しそう!

こちらのページを参考に淹れてみました。
https://japantea-chachacha.com/howtodrink/gyokuro/
3人分で茶葉10グラム:お湯の量60cc:湯温50℃くらい:浸出時間2分~2分30秒程度。

お湯を注ぐと蘇った茶葉

手もみ茶の茶葉は、針のようにとがっていて、よくねじれています。
色ツヤもきれいです。
お湯を注ぐと、茶葉が蘇りました。フリーズドライのようです。
まさに芸術品です。
味は甘みがあり、柔らかくて上品な味わいでした。

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